雨漏りの原因事例
2025年07月28日

雨漏りの原因は雨樋がないからです。西宮 芦屋 尼崎 ガレージの雨漏り

ガレージの中に雨が漏れてくるとのご相談です。

丁度 雨が降っていた為に外での作業が出来ず、事務所に居たタイミングでのご相談でしたので「ではこれから漏れている状況を確認させて頂きます」ということでお伺いしました。

現場はシャッター付きのガレージで天井と内部のシャッターボックスとの間から雨が漏れ出ていました。

普通、こういう場合一番最初に考えるのがシャッターボックス近辺の不具合です。

聞けば以前来られた方がいらっしゃって おそらく同じことを考えられたんでしょう、外部のシャッターボックス周りがコーキング(防水用のり)だらけになっていました(笑)。

後日、事前に目星をつけておいた数か所の雨漏り候補(?)を下から順番に散水して漏れている場所を調査し、結果 その上にある2階の窓の周囲から漏れていることを確認しました。

漏れている原因が確認できれば後はどう対処するかです。

実は今回の建物はどういう訳か屋根に雨樋が付いていませんでした。

別に境界の問題ではなさそうなのですが かなり急な角度(勾配)の屋根に降った雨がそのまま壁を伝って2階の窓に流れていた事、そして壁と窓周りの接点に不具合が有った事、この2点が重なって下のガレージに漏れ出ていた様なのです。

ですので対処法としてはまず軒樋(のきとい)を付けるのですが、初めから軒樋を付けない前提の様な屋根先端の施工でしたので そのままでは軒樋を簡単には取付できません、屋根の水が雨樋に入る様に導く部材を板金で加工して取付ける必要があります。

そして雨樋を取付け、窓周りを板金材でカバーしました。

雨漏りと聞くとどうしてもその付近の「材料の継ぎ目」から漏れている、と思いコーキングでフタをすれば止まるんじゃないかと考えがちですが まずはしっかりとした原因を探る手間をかける事です。

特に今回は屋根に雨樋がないのがそもそもの原因でしたので「継ぎ目をコーキング…」の発想では止められなかったと思いますが そもそもなんで樋を付けなかったんでしょうね?

過去にはこんな記事もあります↓

「屋根は壁から出ていないとダメです」

「絶対 雨樋を付けなきゃダメな場所」

 

 

 

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