屋根・板金関係
2025年06月18日

洗面台の漏水対策のご相談 西宮 芦屋 宝塚 漏水受け皿

知人の方から変わった漏水対策のご相談です。

洗面台のカラン(水栓の蛇口)が下で漏水しているのだけれど 海外製で修理が出来ないので、苦肉の策として漏水を受ける受け皿を作れないかとの事です。

洗面台の裏側をのぞき込んで見るとわずかにカラン本体からポタポタと漏れているのが確認できました。

私は水道屋さんではありませんので具体的な名称などはわかりませんが 水栓器具に水を溜める為の栓を動かす棒状の物が出ていたり、いろいろとジャマになる物があるので簡単な受け皿では済まないようです。

それと問題はどうやって固定し 溜まった水を排水するかです。

幸い排水に関しては受け皿に水抜きパイプを取付けておけば 後は水道屋さんが排水管本体につないでくれるとの事で一安心、受け皿の固定方法も背面の木部にビス留めすることでクリアできそうです。

受け皿の形状は 鉄板を現場で曲げて試作品を作り、干渉するところをかわす形状を決めていきます。

こういうややこしい形状の採寸は 実際に鉄板などを曲げて形を作ることで 私も、さらに他の方にも私がどんな形状の物を考えているかを伝えることが出来ますし、もしその過程で問題が有れば取付時に慌てないで済みます。

実物はステンレス材を使い水が自然に流れるように少し傾きを持たせ、その先には細い水抜きパイプを取付ける、後方の干渉物をかわすへこみなど複雑な部分はハンダ付けを用いて成形します。

ちなみにこの漏水を止められないときに受け皿で対処をする方法、屋根からの雨漏りで天井内に設置したりすることもあります。

但しこの場合は基本的に排水が出来ないので少し大きなものを作り、自然に乾燥するのに任せるという事になります。

過去にはこんな記事もあります↓

「お稲荷さんのアレの修理です」

「今回は天井裏の漏水対策でした」

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