屋根・板金関係
2025年06月28日

サイディング壁のカバーです 西宮 神戸 芦屋 サービスヤードの屋根

工務店様からのご相談です。

建物のサービスヤードに後付けでアルミ既製品の屋根を取付けているのだけれど 壁の一部が傷んでいるので何とか板金でカバー出来ないかとの事。

壁は「サイディング」と呼ばれる窯業系(簡単に言えばセメント系)の壁材でどういう訳か水がまわって壁の表面のタイル調の柄が剥離していました。

本来なら壁を張り替えればよいのでしょうが そのためには結構大きなアルミ製の屋根を一時撤去、再組立てする必要があり、また同じ柄のサイディングも廃盤で手に入らないだろうと思われますし、そこまでの大きな工事にはしたくないご意向でした。

しかし板金材を大きな屋根を固定している支持金具の裏側まで張って欲しい、というご希望を叶えようとすると板金材が入る数ミリの隙間を確保する必要があり、かつ 取り回しの都合で板金材を細かく分割する必要が有りました。

この支持金具は大きな屋根を支える物ですので 太いボルトや長いビスで壁に(壁内の柱に)留めていますが もちろん外せませんし、おまけに屋根の雨水を流す竪樋が邪魔なんで切ってしまうと これも新しい部材をそろえるのが大変ですし、第一 屋根本体との継ぎ目から漏れてるし…といろいろと制約の多い状況でした。

正直、メッチャ手間がかかるじゃん!と思いましたが 心を落ち着け、一つづつどうすれば出来るかを考えた結果 なんとかできるでしょう、という事になりました。

施工(取付)当日は工務店様にも手伝って頂き 屋根を少し浮かせて板金材が入る隙間を作ろうとするんですがうまくいかない。そりゃそうです 屋根をバラさないので表面から見えない部分に留まっているビスが外せなくてうまく浮かないんです。

それでも時間は掛かりましたがなんとか板金材を滑り込ませることが出来ました。

切断した竪樋は形状を変えて新しいものを取付けて無事?完了。

いつものことながら出来た物を見たらそんな手間が掛かったとは思わないでしょう。

でもそもそもなんでサイディング壁の表面が剥離したんでしょうね?

過去にはこんな記事もあります↓

「樋の継ぎ目からの雨漏り」

「雨漏り箇所をカバーしました」

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