雨とい関係
2025年05月28日

竪樋が落ちた原因は 西宮 尼崎 芦屋 雨樋の修理

「ウチの雨樋が途中から外れて落ちてきた」とのご相談です。

お伺いしてみると3階建ての建物の竪樋(たてとい)が 上下を残して支持金物ごと真ん中部分がすっぽり欠落していました。

以前からなにか真ん中が曲がっている様な気がしていたそうですがそのまま放置していたそうです。

通常 竪樋というのは木造の建物の場合、建物の構造材である「柱」に効く様に支持金物を取付けます。

支持金物というのは竪樋本体をつかむバンド部分に長い釘が取付けられていて この釘部分を壁内の「柱」に打ち込む様にしますので 簡単に抜ける様な物ではありません。

じゃなんでこんな事になったかというと簡単、支持金物をちゃんと柱の位置に打っていなかったからです。

この建物の外壁はサイディングと呼ばれる窯業系、簡単に言えばセメント系で出来た厚さ1.5センチ程度の壁材です。 

セメント系ではありますがこれ自体は釘などを保持するだけの強度は有りません、あくまで保持力は建物構造材である「柱」です。

どういう理由でそんなところに支持金物を打ったのかはわかりませんが、とりあえずハシゴで作業が出来る直し方としては少しだけ横にずらしたところに中の柱が有りますので、そこに支持金物を打ってそのあとエイヤっと横に曲げて上下の竪樋の位置にそろえる事にしました。

今回は竪樋の欠落した場所が月極の駐車場と隣接していてそこからハシゴが建てられたので何とか作業が出来ましたがもし、ハシゴを建てるスペースがない所では対応が出来ない場合も有ります。

余談ですが施主様に支持金物が抜けた理由を説明すると そんな状況なら軒樋(のきとい)は落ちてこないかと聞かれましたが う~ん、今まで持っているんなら大丈夫じゃないかと思うしかないでしょう。

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「立地条件によっては」

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