雨漏りの原因事例
2025年04月28日

雨漏れしている瓦を鉄板で対応しました 西宮 芦屋 伊丹

まず最初にお断りしておきますが 当店は建築板金業者であり瓦屋ではありません。

なぜこんなことをお伝えするのかというと 時々当店のホームページを見たと 瓦屋根の修理のご相談が来ることがあります。

もちろんウチのホームページには「瓦屋根の修理はお任せください」なんて書いてませんし 修理も出来ません。

たぶん「屋根の雨漏り」というフレーズ検索からウチが出てきたんでしょう、それはそれでありがたい事です。

今回 お世話になっている工務店様より瓦屋根の雨漏りで家の中には漏れていないのだが 軒裏に穴が開いてしまっている、とのご相談が有りました。

本来なら瓦屋さんの管轄仕事だと思うんですが いろんな諸事情が有り、ウチで板金を使って何とかならないだろうか、というお話でした。

とりあえず漏れの原因を見てウチで対応できそうなら、と現場調査にお伺いし調べてみると漏れている位置から判断して瓦の重ね目からの漏水と推測しました。

この漏れている位置というのはあてずっぽうでは無く、瓦の下の土(瓦固定用の粘土)の濡れた部分と漏りが続いたせいで穴の開いた瓦の下にある野地(のじ)と呼ばれる下地材の位置から判断しました。

たぶん瓦の重なり部分が少ないからだと思います。

こういう場合、この辺りの瓦を葺き替えるのが正式な修理方法だと思うんですが 今回はウチで板金材を使って最低限度の雨漏りの対応が出来ないか考えてみました。

結局、重なり部分が少ないのであれば板金材を伸ばして瓦の下に差し込むことで何とか対応することにしました。

但し、瓦の重ね部分に板金材を差し込むというのは本職の瓦屋さんが見たらあまりお勧めできる方法ではないのかもしれません。

どうしても瓦の座り(すわり)が悪い状態、要は間に板金を挟む関係で 瓦同士の重なりがきれいに納まらないんです。良く見ると少しデコボコしてしまいます。

この方法できれいに収めようと思うなら瓦屋さんに瓦の裏の板金材の当たる部分を少し削ってもらう必要があるんですが 今回は私一人ですのでさすがにそこまでは出来ませんでした。

もちろん雨が漏る程ひどくはないのですが見た目にどうでしょう、ちょっと違和感の残る仕事になってしまいました。

今回は邪道かもしれませんが 板金材で瓦の雨漏れを対処したというお話ですので あくまで瓦屋根の修理は瓦屋さんが必要だと思いますよ。

過去にはこんな記事も↓

「雨漏りはコーキングで、はよく考えて」

「雨漏りの勘違いが多いです」

 

 

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