雨漏りの原因事例
2025年02月28日
多くの人が手を入れることのデメリット 西宮 芦屋 宝塚 サービスヤードの雨漏り
勝手口の上にあるサービスヤードの屋根からの雨漏りのご相談です。
サービスヤードとは家の周りの空きスペースに簡単な屋根を設け、チョッとした物を置くなどが出来るようにした部分です。
屋根自体はアルミ製の既成品でしたので漏れる可能性のある部分は少ないのですが、ちょうど出入り口の真上の壁に接した部分から雨によってはポタポタ来るとの事でした。
多くの場合、このサービスヤードの屋根は建物が出来た後に(検査後に)取付けられることが多い為、通常の庇や下屋根の様に雨がまわらない様には出来てない「後付け」になっています。
後付けですので基本的な雨対策はコーキング(防水用のり)です。
コーキング処理の部分からの漏水はこのコーキングの劣化や施工不良により漏れることが多いのですが今回は少し様子が違っていました。
コーキングと併用して板金部材を取付けてあるのですが場所によって部材がみんな違うんです。
あるところはアルミ製の部材、その横は板金製部材、そのまた横は形状、色の違う板金部材、とすでに何度かの(何人かの)手が加えられていました。
誰か一人の人が端から端まで責任もって対処したのではなく、どういう訳か部分部分で対応した人が違う為にこの様な事になって そこから漏水していると思われるのです。
もしくは部分的な対策として今ある部材のさらに上に新しい材料を被せていったか。
施主様には一度すべての部材を外して一からやり直さないと直らないと思うとお伝えしました。
今回の様に他の方が漏水対策に手を入れられた部分を残してさらに手を加えるという事はつながりが悪くなる原因ですので出来れば避けたいですね。
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