非常に厄介な雨漏り箇所です 西宮 尼崎 宝塚 隣家
工務店様から雨漏りのご相談です。
鉄筋造りの建物が2棟、かなり接近して建っていてその隙間から雨が入らない様にいろいろと複雑な形で板金処理をしてあるのですが、どうやらその辺りから漏水している様でした。
よく商業用ビルで見られる 隣との建物との隙間がほんの僅かしかない建て方で雨漏りが発生している場合、対応が非常に厄介なものとなります。
その理由は雨漏りしている側の建物だけの対処では済まないケースがほとんどだという事。
何もない真四角な建物が二つ並んでいるだけならともかく、多くの場合窓だとか階段スペースだとかベランダが有るとか いろいろな出っ張りや付帯物などが複雑に関係している。
もう一つ申し上げにくい事ですがこれだけ接近させて建てたという事は 後から建てた側の建物が相当無理な建て方をしているという事。
ですので残念ながら完全に止められる確率は低い場合が多いです。
表現は悪いですが止まればラッキー、みたいな感じです。
それでも少し手間が掛かりますが私が考えて出来る方法で対応させて頂きました。
但しどちらの建物にも立ち入り、部材の取付など手を入れますという条件付きで。
それととても重要な事ですが 境界は考慮できません、という事です。
両方にまたがって部材の取付をする以上、越境無くして作業は出来ません。
今回非常にラッキーだったのはどちらの建物も 元請け様との面識のある方でしたので作業が非常にスムーズに出来た事です。というかどちらか一方だけでは作業出来ませんでした。
正直 問題のある個所を探せば他にも有るのですが、そこまで手を入れようと思うとさらにいろいろな問題が出てきますので今回は見送っています。
これで解決することを願うばかりです。
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