屋根・板金関係
2023年11月18日

やっぱりアーバニーは嫌いです カラーベスト 西宮 宝塚 芦屋

一般的にカラーベストと呼ばれる彩色平板スレート板の施工された屋根が有ります。

特に阪神淡路大震災後に軽量で地震に強いという理由で爆発的に流行った屋根材で、製造された年代によりいろいろな形状の(デザイン)カラーベストが有ります。

その中で私が絶対乗りたくないというデザインのカラーベストが有ります。

「アーバニー」という種類の材料なんですが、ある理由でとても危ない材料なんです。

パッと見、玄昌石という小さな石板状のデザインなんですがとにかく割れやすいんです。

理由はここから割れて下さいね、と言わんばかりのスリットが入っていて本当にそこからひび割れしやすいんです。

特に注意するべき点は 表面から見えている部分の割れならまだこちらも注意できるんですが、材料の重ね部分など見えない部分の割れは注意しようがないんです。

おまけに施工後20年以上経っていますのでそれなりに表面も劣化して滑りやすくなっています。

今回強風で棟包みが飛んだので棟の取替の工事が有ったんですが屋根材がこのアーバニー。

工務店様に「乗りたくない」といったんですが却下、作業足場を組むからというので渋々引き受けました。

古い棟を外してみると中からやっぱりひび割れが見えました。

マジでゾッとしますよ。

幸い割れた部分に乗って滑って落ちることもなく作業は完了しましたが 本当にこの屋根材は嫌いです。

ちなみにもちろんこの形状は今では廃版です。

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