家の木部が傷んでいる場合の対処法 西宮 芦屋 宝塚 板金カバー
知り合いの塗装屋さんからの相談です。
外壁の塗り替えをする予定なのだけれど すでに傷んでいる木部が有るので鉄板でカバー出来ないかとの事。
確かに木部がむき出しの為、長年の風雨でかなり傷んで場所によっては腐って穴が開いている状態でした。
きちんとした直し方をされるのでしたら 腐っている部分を取り換える等の大工工事になるのでしょうが、もちろんとんでもない大工事になってしまいます。
傷み具合を見て、これなら板金でカバーすることは可能と思いましたので その方法でこれ以上の雨による傷みを防ごうと思います。
今回全面足場を掛けるので ほとんどの木部が露出して取付けられているところも板金でカバーすることになりました。
こういう場合、後から板金材(ガルバリウム鋼板)でカバーをするのは簡単なんですが 問題は見た目をどうするかです。
「見た目」というのはどうやって板金材を固定するかです。
一番簡単なのは正面からビス留めする方法ですが、たくさんのビスが見えるのはやはり「見た目」が悪いですので 極力避けたい。
それでは接着剤で留めればいいんじゃないかと思われる方もいらっしゃるでしょうが のりが乾くまで結構な広範囲をどうやって維持することを考えると現実的ではありません。
そこで板金材の折り方を工夫をすることで極力ビスが見えない様に、そしてのりが乾くまで手を離しても落ちない様な取付け方をします。
この方法は私が仕事を始めて間がない頃に年配の職人さんに教えて頂いた方法で、加工の手間がチョッと(かなり?)掛かりますが 見た目がきれいに仕上がりますので私はいろいろな場面で使いますが 今の若い方々は知らないんじゃないかな、と思いますし、第一 加工に手間をかける事を嫌うでしょうね。
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