屋根・板金関係
2020年08月18日
雨の流れるさまを想像しましたか? 西宮 宝塚 芦屋 カラーベスト雨漏り
カラーベスト葺という屋根の葺き方が有ります。
簡単に言うとセメント系で固めた厚みが6ミリ程度の平たい板を 屋根の下部から並べて釘等で留める屋根材です。
3~40年位前から有るんですが、爆発的に需要が出たのが25年前の阪神淡路大震災の時です。
器用な人なら割と簡単に施工できるというので、職人不足の時にいろんな方が見よう見まねで施工したりした経緯が有ります。
私の知る限り大工さんはもちろん、電気屋さんやアルバイトのお兄ちゃんなんかも施工していた時期が有りました。😓
それだけ簡単な施工方法だという事です。
前振りが長く鳴りましたが このカラーベスト葺の屋根が漏るとのご依頼が有りました。
25年前の地震の時に施工したものでは無いのですが、え?と疑いたくなることが起きていました。😵
具体的な事は難しくなるんで避けますが、要は全てを既製品の部材で、かつ基本となる簡単な施工方法をどんなケースでも当てはめた結果 、雨水がスムーズに流れずに漏水が起きていたという事です。
屋根は必ず真四角という訳ではありません。
雨が気持ちよく下部へ向かって流れる様にどういう加工をすれば良いのか、雨の流れをイメージしながら現場で考えられる人が さてどのくらい居るでしょう?