屋根・板金関係
2012年04月07日
なんでこういう事しますかね
屋根の上にテレビのアンテナが立っています。
そのアンテナを倒れないように 建物のどこかに針金で固定しなくてはいけません。
ちゃんとした電気屋さんなら固定用の金具を建物に取り付け、そこから針金を引っ張ります。
しかし、非常に多くのケースでこの “固定用金具 ”を使わずに、手っ取り早い方法を使います。
屋根の軒先に付いている軒といの金物に結束してしまうのです。
こりゃ便利だわ~ ってとこでしょうね。
待って下さい、といの金物はちゃんと水が流れるように真っ直ぐ糸を張って取り付けてあるんです。
それに無理やり針金をくくり付けて引っ張ったらどうなります?
もちろんそこの部分だけ曲がってしまいますよね。
雨水がきれいに流れなくなるばかりか 屋根を痛めてしまうこともしばしばです。
アンテナを付けるのが仕事であって、それによって生じた“ 雨漏り ”については自分らは関係ないって事でしょう。
アンテナを取替えた場合、その業者さんがどの様に固定されたのか 確認した方がいいですよ。
瓦をひん曲げてでも といの金物に固定して 知らん顔ですな。