その他
2013年10月08日
スペースをチェックして下さい
雨樋や屋根の不具合調査でお伺いする時、私が一番心配することがあります。
果たしてその不具合場所に近づけるかどうかです。
具体的には 樋の不具合なら その不具合箇所を目の前で確認しないといけません。
継ぎ目が漏れてるとか、外れているとか、場合によっては樋の傾斜(勾配)が狂っているとかです。
その確認作業は多くの場合、屋根の上から見ることになります。
当然ハシゴを使用するわけですが そのハシゴをどこに架けるかを心配するわけです。
屋根が大屋根と下屋の2段になっている所は 脚立を使用して屋根伝いに上がれます。
問題は大屋根のみで下屋の無い いわゆる“総二階”の場合です。
これは直接大屋根までハシゴを伸ばして屋根に上がります。
ハシゴというのは まっすぐ垂直には立てられませんし、ましてや人が上がっていくことは出来ません。
当然斜めに架けるわけです。
角度で言うと約70°位です。
ですから屋根の先端より外側にハシゴが立てられるスペースが無いと屋根には上れません。
一応目安として、屋根の先端から外側に人が一人寝転がれるスペースが必要です。
実際現場までお伺いしたものの 屋根に上がれないので調査、対処出来ないケースが時々あります。
このスペースで壁までがやっとです 屋根まで上がるにはさらに外側にスペースが要ります