屋根・板金関係
2013年11月18日
この屋根に上がるのは嫌いです
仕事柄 屋根に上がることが多いです。(ほぼ毎日ですね)
ですから一般の人達よりは屋根に上がることは怖くないです。
もちろん上がるまでの過程で怖いことは多々ありますが…。
そんな慣れているはずの屋根でも 屋根材によっては上がりたくない屋根があります。
20年ほど前でしょうか 当時クボタという最大手が出していた商品で “アーバニー”という窯業系の屋根材です。
デザインが天然スレート葺の屋根を模したもので そこそこ出たんだと思います。
この屋根材、1枚が60センチ幅の材料を釘2本で固定していました。
問題はこの材料の“売り”である天然スレート風のデザインのために入れられた スリット(切れ目)です。
あらかじめスリットが入っているという事は 何かの衝撃でそこから割れやすいんです。
かつ、1枚に釘が2本だけ…。
もし足で踏んだ部分にヒビが入っていたら 欠けた屋根材もろとも足元をすくわれ 落ちてしまいます。
事実、落ちないまでも足元をすくわれそうになったことは何度かあります。
だから屋根の修理や点検で この“アーバニー”だったら私は上がりたくないです。
既に割れている部分もありますね。この屋根には上がりたくない!