屋根・板金関係
2013年11月28日
塗装では下地は直りません
カラーベスト屋根をリフォームされる場合 一番安くできるのが “ 再塗装 ”です。
壁も含めて 一件丸ごと再塗装というパターンが多いと思います。
屋根の再塗装に関して 以前より注意点など紹介してきましたが もうひとつ、これは確認した方がいいですよ という場所があります。
それは鉄板で加工された棟(むね)です。
多くの屋根にはこの“ 棟 ”で屋根の一番上の雨仕舞をしています。
この棟を取り付ける際に 固定用下地に貫(ぬき)と呼ばれる10センチ弱程の木製の板を屋根面に取付け、それを鉄板でカバーします。
しかしこの貫、普段は鉄板でカバーされているのでわかりませんが 結構傷んでいます。
よく、鉄板を留めている釘が抜けることがありますが それは この貫が腐っていることが原因です。
鉄板は再塗装で綺麗に見えますが 肝心の下地材がボロボロでは強風時に下地ごと飛散してしまいます。
屋根材が飛ぶことはまずありませんが 棟が飛ぶことは結構多いんですよ。
下地がこのように腐っていては いくら再塗装しても下地ごと飛びます