雨漏りの原因事例
2016年09月08日
逆効果なんじゃないかな? 神戸 雨漏り
神戸で ある建物の雨漏り調査にお伺いしました。
すでにどなたかの手で修理というか 対処された形跡があるのですが やはり天井にシミが出るとの事。
屋根自体は鉄板の ”瓦棒葺(かわらぼうぶき)”と呼ばれる 幅40センチほどの縦方向に長い鉄板を並べた葺き方です。
通常、 屋根の勾配(屋根の傾きです)が緩いときなどに適した葺き方で この物件もかなり緩い勾配でした。
おまけに 今回のようにトラブルが起きたら たちまち部屋内に漏水する ”内樋(うちとい)” 形状の屋根です。
大抵 雨漏りというのは、屋根の真ん中が漏ったりはしません。
端の方、それも水下側が多いです。
今回も水下から10~30センチくらい上がったところです。
で、その屋根の軒先を見ると、何やらコーキングがゴテゴテ状態。
古いコーキングに 新しいコーキングを塗り足したように見えました。
かなり緩い勾配で内樋形状の屋根+雨漏りを恐れて軒先をコーキング ゴテゴテ。
これ、逆効果じゃないかと思うんです。
長くなるんで その説明はまた今度。