屋根・板金関係
2018年10月17日
抜け難い釘もあるんです 屋根 台風被害 西宮 東灘 芦屋
以前、昔は家を建てるのに釘は必需品でしたが最近はビスが主流だとお話ししました。
関連ページ「台風の被害から見える時代観」にも記載しています。
じゃあ釘は全く使わなくなったのかと言えば答えはノーです。
個人的にビスの最大の欠点は頭(十文字が切ってあるところですね)がでかいので仕上がりが今一スッキリしないことです。
今でも釘でなきゃ上手く(きれいに)仕上げられない化粧の部分には使います。
今回の台風で屋根や板金のカバーが飛散したので、釘=すぐに抜けるもの、というイメージがついてしまいました。
確かに飛散した部材を見ると短いただの釘を使っていたケースが多かったです。
私が今でも釘を使う場合、必ず ”スクリング ”と言われるギザギザの付いたネジの様な釘を使います。
このギザギザが対象の木に食い込んで抜け難いのです。
釘抜きで抜こうとしても簡単には抜けない程です。
もちろん長さもしっかりした長さを選んでいます。
そして万が一抜けてもそれだけで飛散しないように、要所にはビスを併用するようにしています。
それと一番大切なのは ”飛ばないように考えて施工する事 ”です。
はい、これが一番大事です。