雨とい関係
2024年04月08日

車庫入れで雨樋が割れました 西宮 芦屋 尼崎 地震の際の懸念材料

車の車庫入れの時に雨樋にぶつけて割れてしまったので直して欲しいとのご依頼です。

お伺いしてみると建物の角についている竪樋の下から1m位がバラバラに割れていました。

よくある事例なんですが 竪樋本体は現在でも流通している商品でしたので交換自体は簡単なことです。

ただ今回もそうなんですが地面に竪樋が埋まっている状態での破損は少し厄介です。

地面に埋まっている、というのは最近多い状況で、地中に埋まっている排水管と雨樋の竪樋を直接接着固定してしまっているんです。

その接続箇所まで地面のコンクリートで固めてしまっているのでその再接続がいつも問題になります。

地面のコンクリートを割って排水管と接続し直す、というのは極力したくありませんので(作業的にも費用の面でも)なんとかして地面の上で接続できるように考えての作業になります。

接続する竪樋部材を改造したりと ちょっと手間取りましたがなんとか無事に復旧できました。

以前は地面からの排水管は 建物の竪樋より一回り太いものが使われていて、接続部分も接着固定ではなく排水管の中に竪樋を突っ込むだけですので 今回のような損傷による交換時にも問題なく交換できたんですが、いつの頃からか排水管の大きさも竪樋に近いサイズで お互いを接着固定するようになってしまいました。

ですので最近多い地震の際にはこの部分の破損が懸念されます。

余談ですが今回 車のバックの際にぶつけたらしいんですが、建物と竪樋の隙間はわずかに1センチ程度しかありませんでした。

建物に当てないで竪樋だけの損傷だけで済ませるなんて ある意味「すごい!」んですが、ご依頼主の方は車に少し傷がつきましたので喜んでもいられないんです。

 

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