屋根・板金関係
2024年02月17日
ベランダ屋根の波板がバタバタする理由は 西宮 宝塚 尼崎
20年以上前にベランダの屋根の波板の張替えをさせて頂いた方から「最近、風の強い時にバタバタと音がする」とのご相談です。
お伺いしてみると確かに屋根の波板の端が枠から外れて風で煽られているようでした。
なんで外れたのかと思い屋根に上がってみると,波板を枠に留めている金具はステンレス製の物を使用していましたがそれが何か所か無くなっていました。
金具には波板に開けた穴から漏水するのを防ぐ意味でゴム製のパッキンが付いています。
これがおそらく経年でこのゴムが痩せて本来の厚みが無くなったために波板を押さえつける力が減り、波板がバタついたんだと判明しました。
波板を留めるのにホームセンターでも売っている白いプラスチック製の物はそれ自体の耐久性が無いからやめた方がいいですよ、というお話はここでもお話ししていますがパッキンまでは思っていませんでした。
まぁ20年も経てばゴム製のパッキンも劣化するというのはその通りで、使用状況にもよりますが15~20年に一度は交換の必要が有るのかな、と思いました。
波板自体は年数なりに汚れているもののまだ使えそうでしたので 金具だけ、波板と同じ材質の「ポリカーボネイド」製の物に取り換えました。これなら白いプラスチック製の物より耐久性もあるようですので最近はこれをよく使用しています。