雨とい関係
2023年07月28日

35年ぶりに自分の仕事との対面 御影 芦屋 西宮 銅板 雨樋の修理

35年ほど前の新築工事の際 雨樋の工事をさせて頂いた建物がこの度 大規模改装工事をすることになり、再度雨樋の修理を担当させて頂くことになりました。

当時は私の父に付いて作業をしていたのですが、えらいもので「これは確かこうやって留めていた 」とかかなり覚えているんですね。😌

この雨樋が本来の雨を受ける雨樋と、それを目立たない様にその周りをカバーする形状に加工した外板を取り付けた「二重樋(にじゅうとい)」と呼ばれる特殊な構造になっているんです。🤨

実際の雨を受ける内樋は工場などに使う大型の塩ビ製の樋を使用していますが それをカバーする外板は分厚い銅板を👉「硫化処理(りゅうかしょり)」という銅板を薬品で黒色に変色させたものを使っています。👈

さすがに35年も経てば塩ビ製の樋が熱で蛇行したり、継ぎ手部分が切れたりと傷んでいたのですが 当然ながらこの補修部材が今はもう有りません。

そこで鋼板を分厚い塩ビ被膜で覆ったこれまた特殊な材料を使い、既存の古い塩ビ製樋とほぼ同寸法の樋を作り、それと入れ替えるという、何とも手間の掛かることをすることになりました。

どうやって古い樋を取外し、新しい樋をどう入れ込むか 頭の中で何度もシュミレーションしながらの作業です。🤔

とても手間が掛かる工事なんですが まだ20代の頃の自分の仕事を修理して蘇らせるのは 何とも言えない喜びの様なものを感じます。😊

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