屋根・板金関係
2023年05月27日

ここまで傷むと簡単には直せません 銅板屋根 西宮 芦屋

銅板で屋根を葺いてあるのですが 傷んで 屋根の裏側に雨が漏れてくる とのご相談です。

屋根の前側(先端に近い部分)のみ銅板を葺いて、その上は瓦葺という形状の屋根です。🤔

この形状は晒葺(さらしぶき)と呼ばれる形状で 屋根の前側を瓦より重量が軽い銅板で葺くことで 屋根を大きく出したい時に使われる工法です。

昔は銅板は腐食に強いといわれ、また経年で色が変わる様を「趣」ととらえ、日本家屋によく見られた工法です。🙂

ただこの銅板で晒葺をした場合、最近では酸性雨の影響で銅板に穴が開く事例が多く出ています。😔

それと銅板は熱による伸縮が大きいため 銅板を留める釘の間隔が不適切だと熱伸縮で切れてしまう事もあります。

今回お伺いした案件はまさにその両方が出たケースでした。😣

 

熱伸縮で銅板が大きく裂けた状態でこれは簡単には直せません。

銅板の上の瓦もめくる必要があり、チョッと大掛かりな工事になりそうなのですが  手持ちの工事等が詰まっているため工事まで少し時間を頂く様お願いしました。🙏

それまでの間の雨漏りを放っておけないので 一時しのぎですがコーキングでグリグリと…。

すいません、少しの間の時間稼ぎです。😓

 

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