屋根・板金関係
2023年02月28日

板金製既製品のあるあるトラブルです 西宮 尼崎 宝塚

工務店様の現場で平屋の建物の改修工事です。

屋根は板金製の「折板(せっぱん)」と呼ばれる大きな角型形状に成形された物を使っています。

この材料は鉄骨作りの建物で大きな面積の屋根によく使用されるケースが多く、皆さんのなじみで言えば一戸建てのコンビニエンスストアやガソリンスタンドの屋根にもよく使われていますね。🙂

屋根自体は再塗装するのですが 屋根の周囲に「幕板(まくいた)」と呼ばれる部分が有ります。

この幕板は屋根に厚みを持たせて見せる化粧パネルで既製品では「鼻隠しパネル」とも呼びます。

この幕板が立地条件のせいか(割と海に近い所だから?)かなり傷んでいたんで取り換える仕事をさせて頂きました。🛠

作業自体は順調に進んで 明日検査が有る前日です。

あと少しで完成という時に鼻隠しパネルの最後の梱包を開けると「あっ!」と。

運送の途中でどこかにぶつけたのか角が少しヘコんでいる!!。😖

私は板金屋なんで 少しのヘコミなら直せると思うんですが 見れば複数枚の材料にヘコミが有り、しかも平屋作りなんで僅かなひずみも目につき易いし 後でクレームがついた時の取替の方が手間です。😟

仕方なく材料屋さんに「この間持ってきてもらったパネル、ぶつけてるんで至急新しいの持ってきて」と連絡しました。

実はこの商品、現場からそう遠くない所にある会社の商品でしたので まぁなんとかなるかと…。

すると「屋吹さん、その商品は三重の工場で作ってるんで 運搬に丸一日掛かります」との返事が。😱

明日検査だぞ~ぉ、間に合わねぇじゃねか!!

結論から言うと材料屋さんはじめ、皆さんの奮闘と行動でギリギリ検査時間直前に滑り込みセーフとなったんですが 正直慌てました(怖)

こういう板金製の既製品の場合 どこかでキズが付くというトラブルは 時々有るんですが、 最後の一梱包分というのがやめてくれって感じです。😓

でもなんとか間に合って良かった良かった。

 

 

 

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