屋根・板金関係
2023年01月18日

懐かしく面白そうな屋根を作っています 西宮 芦屋 伊丹 かわらぼうぶき

工務店様の工事で 屋根を葺いています。

ガレーシ゛の屋根をガルバニウム鋼板で葺いて欲しいとのご依頼なのですが、今回ちょっと変わった工法で葺くことになりました。😯

と云うのもこの屋根の上にベランダを乗せるらしいのですが その構造上の理由で竪ハゼ葺(たてはぜぶき)など一般的に使われる既成屋根材では無く、特殊な工法で葺くことになったんです。

簡単に言えば「でっかい瓦棒葺(かわらぼうぶき)」です。🙂

瓦棒葺というのは昔からある板金材を使用した屋根の葺き方で  わりと簡単な施工の為、一般住宅はもちろん、体育館の屋根など大きな物件の屋根にも使用されていた 非常に万能な屋根葺工法でした。

現場の屋根の長さに合わせて長尺で葺く為、屋根の縦方向に特徴的な屋根材を繋ぐ突起部分が有り、大抵の「トタン葺屋根」と言えばこの瓦棒葺という時代が有りました。

しかし近年 さらに少ない手間で施工出来、デザインもすっきりした「竪ハゼ葺」が主流になり、瓦棒葺はほぼ使われなくなりました。🙄

まぁ遠目に見ると縦方向に突起が有る同じようなデザインではあるんですが 私自身もう何年も葺いていませんね。

でもその特徴的な形状の利点が今回の案件では役に立つらしく、この瓦棒葺をアレンジして葺こうという事になりました。🛠

もちろん既製品の屋根材をポンと置いて…という訳ではありません。

多くの部材を現場に合わせた寸法で加工して作らなきゃいけないんでメチャクチャ手間が掛かるんですが 面白そうなものが出来そうです。🙂

 

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