屋根・板金関係
2021年07月18日

樹の小口カバーです 西宮 伊丹 芦屋 雨除け 板金カバー

良くお伺いする神社様から そこそこの大きさの樹を切ったのでその小口(裁断面)に雨除けの鉄板カバーを作って欲しいとのご依頼が有りました。🙂

直径50cm×40㎝位の樹ですが自然に生えている物ですのでモチロン正円ではありません。

当然機械でポンと簡単に作れるものでは有りませんので 手作業による加工になります。😌

簡単に言えば円形の天板に周囲が下がったフタのような物を作る訳ですが どうやって作ると思います?🤔

一般の方に解り易いイメージですと紙をハサミで10㎝位の円形に切って、周囲を4㎝程下がった物を作ってみて下さい。

1枚の紙では出来ないので天板と周囲の部材は分けて切ってセロテープか何かで固定しないと作れないと思います。🤨

板金も同じ理屈なんですがまさかセロテープという訳にはいきませんので 特殊な方法で板金材同士を絡み合わせて固定する技法が有るんです。

「ダクトハゼ」という技法なんですが その名の通り空調用のダクト(吸排気用の通路)を作る時に使われている技法でかなりしっかり固定できます。

接着剤では無いので経年で剥がれたりという事はありませんし 板金材が腐らない限り半永久的に形状を保持します。

ただ加工工程がかなり複雑で 、専用の大がかりな機械も有りますがこの様な形のものは苦手です。😔

そこでいつもの通りコンコン手で加工する訳です。☝

この技法 大型の専用機械を駆使するダクト専門業者ならともかく、一般の板金屋さんではもう使っている人いないんじゃないかな、と思える位手間の掛かる技法なんです。

しかも手加工で。

でも一般の方は出来たものを見てもそんなに手間が掛かって出来上がったとは思わないでしょうね。

心中複雑です。😓

 

 

 

 

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