屋根・板金関係
2018年01月18日
危険なことをするのが良い職人では無い 西宮 芦屋 尼崎
最近同業者の仲間と話したことなんです。
昨年末の台風×2回なんかが有ったりして、 屋根のトラブルなんで屋根に上がって欲しいというご要望が有りますが、やっぱり屋根って高い所にある訳ですから、正直上るのも怖い時が有るんです。
当然ながら屋根には雨水が流れるように傾き(屋根勾配)が付いています。
これが急な場合、滑って上れません。(屋根材の種類によって若干の差が有ります)
また、3階建て以上の建物の軒先(一番先っぽです)に行くのもやっぱり危ないです。
モチロン作業足場があれば視覚的にも安心な作業が出来るんですが、やっぱり足場代というのがバカにならない金額でして ナントか無しで出来ませんか?…。という気持ちになるのは よ~くわかるんです。
昔は若かったせいも有りますし、世の中が「安全」というものを今ほど重要視していなかったせいも有り、今考えると結構無茶やってた気がします。
でもいくら慣れたプロでも「これは危ない、怖い」という気持ちが出るのは 一種の安全弁であり警告だと思うんです。
施主が喜ぶからと足場代をケチって、もし本人の転落、材料の滑落などで隣家に迷惑を掛けたりしたら、誰も得をしません。
働き方改革が提唱されている昨今、危険なことを平気でやる職人を喜んでいてはいけないと思うんです。