雨とい関係
2018年04月29日
自然が生み出すもの 芦屋 西宮 宝塚 銅
茶室のある物件の雨といが風で飛んでしまったので直して欲しいとのご依頼です。
銅の軒樋が支持金物から外れてグニャリと曲がっていて 直せない状況でしたので、やむなく交換ということになりました。
せっかくいい色に変化しているので勿体ないのですが、半ばちぎれていましたので仕方ありません。
交換自体は問題ないのですが 今回も問題は色です。
十円玉をイメージして頂くと解り易いのですが、製造直後の新しいものはピカピカしていますが 長年使われているものは落ち着いた色の変色してますよね。
古い中に一枚だけ新しいものが入るとそれだけが浮いてしまって違和感が有ります。
昔は色を変えるのに ” 醤油をかけるとよい ”とか ”一度焼くとよい ”とかいう方がいらっしゃいましたが、どれも昔の俗説のレベルの話です。
今もその件でお話しさせて頂くときは ” へたに手を加えないで、自然発色するものは自然に任せた方が良い ”ということです。
塗装では無く自然が生み出すものは人間の手では再現できませんから。