雨とい関係
2018年12月18日

大量生産ではない事のメリット、デメリット 西宮 雨樋 銅

先日こんなお問い合わせが有りました。

古い銅の樋を治したい(交換したい)のだけれど、既製品では都合が悪いので手で加工できないか、というものでした。

事情をよくご存じの方で、今 銅製の樋という既製品は耐酸性雨対策でステンレス地に薄い銅板を張り付けたものになっています。

20181218172340.JPG

流行の言葉で言うと ”ハイブリッド材 ” だそうです。

外側は薄いけれど銅板ですので経年で色が変わりますが、内部はステンレス材なので年数がたっても光ったままです。

この場合何が都合が悪いかというと、2階の大屋根に取付ける分には外側しか見えないので銅製の様に見えますが、1階の下屋に取付けた場合、もし2階の窓からその内側が見えたらステンレスが丸見えになってしまうんです。

耐久性は有るんだろうけどメーカーさん、これはマズいんでないかい?

というわけで全部銅の樋を作れる人を探していらっしゃったようです。

モチロン私、作れます。

20181218172757.JPG

でもね、既製品のような値段では出来ないんですよ。

ホームセンターでブリキ製のバケツを買うと1,000円位で売っています。

でも同じものを板金屋さんが1~2個作ってと頼まれたらとてもそんな金額では出来ません。

何十倍もします。

理由は簡単、機械で同じ物を大量生産しているものと、ワンオフで作るものとの差です。

悪徳業者の様に感じるかもしれませんがこれは仕方がないんですよ。

 

月別アーカイブ